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人には本がいる。BOOKS TO THE PEOPLEプロジェクト

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2009年プロジェクトを振返り(Room to Read代表とブックオフ社長の対談)

12月1日、BOOKOFF白金台店に併設している「ブックオフカフェ白金台店」にて、ブックオフコーポレーション株式会社代表の佐藤と、BOOKS TO THE PEOPLEプロジェクトの寄付先で開発途上国に教育支援を行うNGO・Room to Readの代表ジョン・ウッドの対談が行われました。
今回のプロジェクトによる寄付への感謝の気持ちとして、ジョンよりサイン入りのパネルを贈呈いただきました。

「1280万円の寄付は、約135万人のお客様の気持ちの集まり」

佐藤)8月に実施したBOOKS TO THE PEOPLEプロジェクトでは、135万人のお客様がこのプロジェクトに賛同してくださり、売っていただいた本の冊数は、3800万冊に上りました。

ジョン)135万人で3800万冊!? 凄い。信じられない数字だね。

佐藤)3冊につき1円の寄付をしますということでしたので、結果として1280万円の寄付をさせていただきました。このプロジェクトを行うことで、本を売っていただいたお客様の数が大きく伸びました。一番の成果としては、店頭にもっともっと来て欲しいと思っていた40代以上の年齢層のお客様に賛同していただけたことです。中高年層のお客様が昨年に比べて増えているというのが、データで形になって出ました。 われわれのビジネスだけを見ても、大きな成果を出すことができました。 更に一番嬉しかったのは、お店で働いているみんなが「このような取組みをするブックオフで働いていることに誇りが持てた。ブックオフで働いていてよかった。」と言ってくれたことです。もの凄く嬉しかったです。

ジョン)スタッフが誇りを持ってくれていると分かると、凄く嬉しいものですよね。

佐藤)一方で、お客様からの声もたくさんいただきました。自分のお金を寄付する機会がなかなかない中で、「本を売るだけで子供たちの助けになることができるなんて、とてもありがたかった」と多くのお客様に言っていただけました。われわれが今回寄付させていただいた1280万円は、135万人のお客様の気持ちの集まりとして寄付できたということに、私は凄く嬉しく思っています。

ジョン)135万人もの人たちに、Room to Read(以下、RtR)という存在を知っていただけたと言うことが、とても嬉しく思いますし、RtRと聞いた時に、そういえば、ブックオフで聞いたわ、と認識してくれることが嬉しいです。

佐藤)できたらこの取組みを、毎年夏の時期に繰り返して開催したいと思ってます。

ジョン)おお、それは素晴らしい!!

佐藤)ずっと続けていくことが意味のあることだと思っています。何よりも、お客様の意識の中で、1回のプロジェクトで終わるのではなく、ブックオフは毎年夏になるとRtRとこのプロジェクトをやっているんだと、だんだん認知が高まっていく、ということを一番やりたいということですね。

ジョン)認知度が高まっていくと、どんどん冊数も増えていきますよね。継続的にプロジェクトをやってくださるのは、嬉しいですし、名誉に思います。 ネパールやスリランカには、図書館を必要としている子どもたちはまだまだいますので、繰り返し継続的に支援をいただくことで、より多くの子どもたちを支援することができますので、非常にありがたいです。

「こういうカタチで子どもたちの笑顔につながっています、
ということを伝えていきたい」

佐藤)そこで、ひとつお願いがあるのですが。プロジェクトに参加していただいたお客様に、このようなカタチで図書館ができました、こういうカタチで子どもたちの笑顔につながっています、ということをきちんと伝えていきたいと思っています。そのために、現地の方にご迷惑にならないというのが大前提ですが、私自身も現地に行って、開設した図書館を訪ね、喜んでくれている子どもたちに会いに行きたいと思ってます。

ジョン)それはもう、ぜひ行って下さい。ありがとう。素晴らしいアイデアです。

佐藤)何人かで現地に行かせていただいて、このような笑顔につながっているということを感じてきて、われわれのウェブサイトとか店頭で、お客様に対して1回目の成果として、こういうことが起こった、これだけの子どもたちが喜んでくれた、ということを、キチンとお客様に見えるようにしていくことが、次の成果を出すのに、一番効果的ではないかと思っています。

ジョン)来年、RtRは10周年を迎えます。そんな重要な年に、また一緒にプロジェクトを組めることは、とても素晴らしいことだと思っています。

佐藤)どんどん成果をあげていきます(笑)

ジョン)佐藤社長のそのようなお気持ちに応えるためにも、われわれも、ブックオフさんにとってベストなパートナーになるよう努めますので、何か要求があれば、どんどん直接ご連絡をいただければ、必ず実行するようにしますので、よろしくお願いします。

佐藤)ありがとうございます。

ジョン)ありがとうございます。



写真撮影 松岡祐紀
http://www.yu-kimatsuoka.com/

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