第2弾として、9月14日(金)~16日(日)まで、ブックオフのメンバー4名で、立ち上げのお手伝いに参加いたしました。
ボランティアとして参加するブックオフメンバーは、「走れ東北!移動図書館プロジェクト」を運営するシャンティ国際ボランティア会(以下、シャンティ)の宮城県山元町事務所に宿泊し、シャンティと一緒に活動します。
山元町に到着後、第2弾のメンバーも被災地の様子を拝見して回りました。磯浜の海岸は、今も津波の爪あとがそのままで、倒壊した堤防が災害のすさまじさをすべて物語っているようでした。
海寄りを走る常磐線の「坂元駅」は津波に飲み込まれ、現在も休止中です。崩れたホーム、周辺の変わりよう。そこに駅の面影を見ることはできません。復興への遠いみちのりを思い知らされる光景でした。
さて、準備に向けた作業です。前回の第1弾では、移動図書館車に700冊ほどの在庫を積み込むところまで終えていました。運行が開始できるようになるには、あと1,500冊ほどの在庫補充が必要です。
1日も早い運行開始を目指し、予定時間内にすべての在庫検品、蔵書登録、シール貼りを完了することができました。あとは、積み込みと陳列です。
準備ができた本を、台車で移動図書館車まで運びます。ただ積み込むのではなく、お越しになる方々が興味を持っていただけるような陳列を「考える」ところからスタートです。
車内の棚のほかに、外側にも本を並べるスペースがあります。目立つところなので、ここにも「目玉商品」をちりばめて、多くの方の目にふれてほしいところです。
試行錯誤をくりかえしながら、2時間くらいかけて、すべての本の「棚入れ」が完了しました。
車内の棚は、料理や編み物など、ジャンルごとにまとまって、選びやすい構成にしてみました。
車外の棚は、各ジャンルの代表的な本とコミックを中心に陳列し、まんべんなくあらゆる世代に対応できる組み立てに・・・。
さて、一体どのような反応になるのでしょうか。
移動図書館の運行にむけた準備が完了しました。
できあがった移動図書館車を見たシャンティのスタッフからは、「本の並べ方など参考になります」と言っていただくことができました。
海外でも移動図書館活動を行い、実績のあるシャンティと、私たちブックオフチェーン社員とが、それぞれのできること、得意なことを相互補完しながら、移動図書館活動を盛り上げていきたいです。