11月7日（水）、いよいよブックオフチェーン（加盟企業含む）従業員による移動図書館活動へのボランティア参加がスタートしました。総務部の堀内より活動報告いたします。
数日前までは「曇り時々雨」の予報でしたが、参加者の一人の「僕は晴れ男なんです」の言葉通り「快晴」のもとでの素晴らしい運行開始が迎えられました。

（中列左から４名が参加者の皆さんです）

初めて顔を合わせ自己紹介してみると、参加者の全員が、自分自身やご家族が宮城県あるいは福島県に実家あるとのことで、それぞれの思いを胸に参加していただきました。
遠くは九州からの参加者もいました。

皆さん、「たくさんの方が来てくれるだろうか」「うまくコミュニケーションがとれるか」・・・などなど、様々な不安を抱きながらスタートしました。
が、そんな不安は、利用者の方々の笑顔で一瞬で吹き飛んでしまいました。

参加者からは、「日頃はオペレーションに追われて、お客様とゆっくりお話しをする機会がないのですが、今回は利用者の方々と会話を交わすことができて、今後の店舗運営に役立てていきたいです。」といった言葉も・・。

そして、昼食も地域の支援に少しでもお役に立てればと、仮設商店街にある「金ちゃんラーメン」へ。震災前は、山元町役場の隣で営業していましたが、地震で建物ごと壊れてしまい、今は仮設店舗として営業しています。
でも、味とお母さんの笑顔は「絶品」でした。
参加者の皆さんも自然とこの笑顔。

運行を開始してまだ１ケ月ちょっと。それぞれの仮設住宅へはまだ３～４回ほどですが、少しずつ住民の皆さんに溶け込んでいっている実感があります。 岩手では移動図書館車の運行を始めてすでに1年以上が経ちますが、いまだに初めての利用者がいらっしゃるとのことです。雨の日も風の日も雪の日も・・・、利用者との約束を違えずに運行を継続されているシャンティさんの努力の賜物だと思います。
無事、運行を終えての夕食は、これもまた地元のスーパーで食材を買い出しての焼肉パーティでしたが、話しも弾み過ぎ、飲み過ぎてしまったか。。。

11月8日（木）
翌日も晴天には恵まれましたが強風に見舞われ、車のラジオからは東北本線が一部運休しているアナウンスが流れていました。
そんな中、事務所から車で5分ほどのところにある倉庫で、岩手から送られてきた数千冊の本（ほとんどが東京の図書館のシールが貼られていました）の整理をしました。
途中までしかできませんでしたが、さすがの「本領発揮」でブックオフチェーンの面目躍如でした。頼もしい限りです。

こうして、あっという間の2日間が過ぎました。
まだまだ、試行錯誤の中ですが、この活動を通して、仮設住宅の方々、地域の方々、シャンティさん、そして参加者の皆さんのこれからの一助になっていければと思っています。